2010-11-16 第176回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
○政府参考人(宮島俊彦君) 介護保険適用外ということですが、介護保険法による給付に優先する給付としては、例えば今の労災の補償法、これは労働災害に対する補償の給付で、船員保険とか炭鉱災害、こういったものも入ります。
○政府参考人(宮島俊彦君) 介護保険適用外ということですが、介護保険法による給付に優先する給付としては、例えば今の労災の補償法、これは労働災害に対する補償の給付で、船員保険とか炭鉱災害、こういったものも入ります。
ただ、大牟田労災病院につきましては、その設置の経緯、それから炭鉱災害によります一酸化炭素中毒症に関する特別措置法の趣旨、さらには現在の患者さんの療養の現状を踏まえた対応を検討するということを特にこの計画の中で打ち出したわけでございまして、今後、この患者さん方の療養に支障を来さないような格好での方策について、鋭意検討を進めてまいりたいと考えておるところでございます。
この三池災害を契機に、炭鉱災害による一酸化炭素中毒症に関する特別措置法という特別措置法が制定されているわけで、この制定過程では、最後までしっかり患者さんの面倒を見ます、こういうような話がなされていたわけです。 ちょっと御紹介を申し上げますと、これは参議院の本会議で、昭和四十二年の六月二十三日ですが、当時、佐藤栄作さんが答弁をされておられました。
また一方、御指摘のように、炭鉱災害による一酸化炭素中毒症に関する特別措置法も、この三井三池の災害を初めといたしまして当時大変続発をいたしました炭鉱災害に伴います一酸化炭素中毒症の状況にかんがみまして、被災労働者に対して特別の保護措置を講ずること等を目的といたしまして、昭和四十二年七月に制定をされたのは御指摘のとおりでございます。
その間、戦争中には朝鮮人連行強制労働、捕虜虐待等、我が国最大の炭鉱災害で一九六三年炭じん爆発、死亡者四百五十六名、今なおいえることのないCO患者を含む重傷者六百七十五名を初めとする犠牲者と過酷な労働、さらに合理化と称する首切り解雇の積み重ねがあったことを忘れてはなりません。
○村上国務大臣 私も炭鉱災害の悲惨さはよく知っておるつもりでございます。 私は、東京に出ましたのは昭和二十七年、大学に入るために出てまいりましたが、そのころは炭鉱の全盛期。私は田川で、田川というのは添田の方でございまして、中小炭鉱が非常に点在していた地区でございまして、三井だとか三菱と違いまして、特に中小における炭鉱の災害の補償などといいますと格段の違いがあった。
○岡田(利)委員 最近の我が国の炭鉱災害は、統計上は非常にいい成績になっておるわけです。百万人当たりで見ますと、昭和六十年は七十二人、六十一年が五十人です。そして六十二年、暦年で三十七人。一番いいところは二十五人という炭鉱もございますから、この面で見ると、非鉄金属が二十九人でありますから、それよりも上回る炭鉱も出てきたという成績であるわけです。非常に結構なことだと私は思います。
したがって、過去の炭鉱災害にあって最も多くの犠牲者を出してきております。そういう人たちがこれまで炭鉱の問題では表に出ることがなかった。それだけに、先日、北海道の夕張の下請労働者の代表が直接大臣にお会いする機会があった、これは彼らを非常に励ましました。 そういう中で、私は一つの事実をまず挙げたいのです。全国の坑内鉱員に占める下請労働者の人数はこのところ年々その比率を上げている。
本対策につきましては、予算全体が減少する中で、近時の炭鉱災害を踏まえ、保安の確保に万全を期するため、特に石炭鉱業保安確保対策につきまして拡充を図ることとしております。 また、鉱害対策につきましては、所要の事業資金の確保に努めましたほか、産炭地域振興対策につきましても、内発型産業の振興を図るため、新たに市町村が行うビジョン作成事業及び人材養成事業に対し支援を行うこととしております。
○岡田(利)委員 今回の石炭政策を審議するに当たって一番大事なことは、最近起きた三池、高島、大夕張の重大炭鉱災害についての反省と総括の上に政策検討というものが進められなければならない、こう私は思うのであります。したがって、私は特に、三池、高島、大夕張の災害の一応の総括というものについてこの機会に承っておきたいと思います。
大臣は経済的な問題ということについていろいろおっしゃったけれども、私はこの航空機事故の問題を見ていて炭鉱災害と同じですよ。一月から炭鉱はこのままだったら大事故が起こりますよと言ったけれども、先生が言うそんな事故が起こるようなものがあったら爆発していますよと言ったんですね。だけど言ったとおりに爆発しちゃって、あの事故で九十三人死にましたよね。
炭鉱災害等によって六十人、七十人という犠牲者が出る、国としては大変な問題だといって非常に大きな政治問題になります。あるいは先ほど同僚委員からの御質問がありましたが、国鉄事故等によっての死者、いろいろと問題になりますけれども、交通事故死が約一万人ということが余り大きな問題にされていない現状を私は大変憂慮するわけであります。
一、炭鉱災害の防止を徹底するため、採掘区域 の深部化、奥部化に対応した保安技術の研究 開発の促進を図り、保安点検の徹底による自 主保安管理体制の確立、保安施設及び機器の 整備並びに防災避難訓練など保安教育の強化 について監督・指導するとともに、必要な予 算の確保に努めること。
その内容を多少細かく分析してまいりますと、炭鉱災害というのはどうも二つに分極していると考えられます。 第一は、落盤あるいは運搬災害というようなごく少数の方々、もちろんそれは大変なことなんですけれども、一ないし二名の犠牲者で済んでいる、そういう災害が年に大体二十件内外、百万トン当たり一名程度の災害率を出しております。
○岡田(利)委員 きょう参考人においでを願って、保安問題また石炭政策の問題について御意見を伺っておるわけですが、最近の頻発する炭鉱災害を振り返って考えてみますと、今日的保安問題というのが一体どこから発生したのか、このことを深く反省せざるを得ないわけであります。
こういう対応がないと、深部化の炭鉱災害に対する対応としては、この地域はそういう特別の区域だという、むしろ特別区域の設定というくらいに進んで、日常全体が特別区域に注意を払う、こういうようなむしろ政策的なことが大事ではないかなと私自身考えるのであります。 そういう点について、先生の御意見があれば承っておきたいと思います。
○国務大臣(村田敬次郎君) ただいま御決議のありました石炭鉱山の保安確保に関する件につきましては、昨年、当委員会から炭鉱事故再発防止の決議をいただいているにもかかわらず、本年四月に高島炭鉱ガス爆発事故、五月には南大夕張炭鉱ガス爆発事故と甚大な炭鉱災害が発生し、多数の罹災者が出ましたことはまことに遺憾であると考えております。
○中村(重)委員 次に、炭鉱災害の続発のことについて、いろいろお尋ねもし、意見を申し上げたいのですが、時間がありませんから、政府の石炭政策の基調をひとつ改めなさいということを申し上げるのです。ということは、政府の石炭政策は、各企業に自主体制の確立、生産能率の向上、コストダウン、これを基調にしているわけですね。それで労働者の生産の能率も非常に高くなってきた。
高島炭鉱災害、そしてまた北海道夕張炭鉱災害と相次いで起こったわけでございまして、委員御指摘になられましたように、私どもとしても非常なショックを受けております。したがいまして、御指摘になられましたように、石炭の保安対策が何よりの基本であると思います。今後本当に、委員御指摘のように人命は地球よりも重いわけでございますから、そのことによく思いをいたして、誠意を持って対応してまいりたいと思います。
高島炭鉱災害、それからまた南大夕張炭鉱災害、二度相次いで貴重な人命を失うという事故が起こったわけでございまして、これについての、エネルギー対策という意味では先ほど資源エネルギー庁長官からお答え申し上げたとおりでございますが、保安問題というのは何より重要であるという認識を持っております。
それから、前の北海道の幾つかの炭鉱災害をずっと見てまいりまして、そのケースがかなりあるわけであります。なぜかといいますと、やっぱり採炭現場の近くにあるということと、それから、入気、排気の関係によっては、どうしても密閉の坑道というのはガスが滞留しやすい条件に置かれている、こういう状況判断をいたしまして、第一はやっぱり密閉によるガスの流出によって爆発したのではないか。
炭鉱災害というのは、大臣一番大事なことなんです。山はねというのはこれはどうやっても救いようがない。これを通称不可抗力と、こう言っているわけです。山はね、それからガス突出、それから自然発火、これはもちろん対応の仕方もあるんだけれども、基本的にはなかなかこの対応というのは難しいわけでありましてね。 一番今何が問題かといいますと、大体、幌内で今千百メートル入ってしまったんですよ。
庁石炭部長 高橋 達直君 中小企業庁長官 石井 賢吾君 事務局側 常任委員会専門 員 野村 静二君 説明員 通商産業大臣官 房参事官 高木 俊毅君 ───────────── 本日の会議に付した案件 ○理事補欠選任の件 ○産業貿易及び経済計画等に関する調査 (炭鉱災害
この炭鉱災害を受けて、日本石炭協会の方でも重大災害撲滅対策ということで、六月三日を特別保安日として生産作業を停止し、総点検、保案件業、保安教育を実施する、その他いろいろ重要な対策を立てて私の方にお話においでになられました。
一応基本問題として、炭鉱災害というのはガスがどこから出たか、それから火源が一体何であったかということが基本問題ですから、これは単に運搬坑道だとかあるいは間接坑道で起きた災害ではないんです。これまさしく八片、七片というのは採炭現場であり、しかもその隣で沿層掘進がかかっている。
○工藤万砂美君 では、そういう御要請を既にされているとしたならば、これは非常に手回しのいいことで我々も安心するわけでございますけれども、ただここで私一つ申し上げなければならぬことは、今日までの全国的ないろんな大きな炭鉱災害が発生をしてきたわけでございますけれども、その数多い炭鉱事故で一番やはり哀れをとどめるのは、常にやはり下請企業だというふうに私はその実態を見てきておるわけでございます。
実はここでひとつ先生に、私の体験から見て、私は炭鉱災害で、三池の爆発、夕張の爆発、あるいは北海道のあの山の炭鉱、いろいろ参りまして、もう二度とそういうことは繰り返しません、いたしませんという誓いをしておるのでありますが、そのことが依然としていまだにそういうふうに行われておるということは、私も大変自分の胸の痛む感じになっておるのであります。
外尾教授の所論については、十分これはお書きになった気持ちというものは、炭鉱災害がこうして続発することについて本当に悲しい思いをしておるわけでございますからよく承知をするのでございますが、保安体制を国が全責任をとれということについては、私はこれは現在の体制のとおり、会社経営者が、保安そしてまた生産、そういったことについて一貫して責任を持ち、国がそれを指導監督するという建前が今後も妥当であろうか、このように
○国務大臣(村田敬次郎君) 佐藤委員御指摘のように、昨日有吉日本石炭協会会長が私のところを訪れてこられまして、重大な炭鉱災害が相次いでいることにかんがみて、日本石炭協会として今後次のような対策を講ずるという旨の御報告がありました。その一つは、六月三日を特別保安日とし、全炭鉱一斉に生産作業を停止し、総点検、保安作業及び保安教育を実施をする。
まず最初に、この南大夕張炭鉱災害について、原因が一体何であったのか、この点についてまだ捜査中であるし、はっきりしたことは言えないだろうと、こういうことは理解できるわけですが、政府の調査団も何回か新聞で発表しているようでありますので、これまでにわかりました点についてできるだけ、皆さん方が確信を得られている点についてお答えを願いたい。
それから、炭鉱災害についての御質問がございました。 先日の三菱の高島坑の災害に引き続きまして、再び北海道におきまして大変大きな災害が発生いたしました。まことに遺憾に存じておるところでございます。被災者の方々に心から御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族、関係者の皆様に心から哀悼の意を表したいと思うわけでございます。
炭鉱災害は、未然に防ぐことが最善であることはもちろんであります。そしてそれに全力を挙げていただかなければならないわけでありますけれども、こういう事態が発生した場合の御遺族に対する補償については、特段の御配慮があってしかるべきだと思います。
○山口国務大臣 先般の炭鉱災害につきましては、関係遺族の皆さん方に心からお悔やみを申し上げ、労働省といたしましてもいろいろな災害の後の手だてを進めたところでもございます。